大学の学費が払えないことで悩む人は非常に多くなってきました。
私も大学を中退する際に、どういう理由で大学を中退するのですか、と聞いたことがあります。
その時に返ってきた答えは「経済的な理由の人が殆ど」という答えでした。
そして、あなたが今休学を選択しようとしているのであれば、待って下さい。
まだ、その他の方法があるかもしれません。
大学の学費が払えないからことで休学の決断を下すのは危ない
大学にはいくつもの制度があります。
一般的に知られている「奨学金」以外にも、大学側が一定額(30〜50万円)を貸してくれる奨学金制度。
学業成績者には返済不要の奨学金や親の年収によって学費が免除される制度もあります。
だから、まだ払えないからと言って休学するのは危ないですよ!
学費が払えないから、休学して働こうとしているのであれば
それが1年だけであるなら、きっと問題は無いでしょう。
しかし、それが何年も続くようであれば、続けられるか不安に感じていませんか?
今は休学して働いて学費を貯めようという考えで頭がいっぱいだと思います。
しかし、1年で貯まるのは国立なら2年くらい、私立なら1年くらいの金額。
必要な金額を支払ったら、また休学しないいけないとしたら・・・?
いつになっても解決しない問題に徐々に心が蝕まれていってしまうでしょう。
その先に待ち受けているのは休学を通り越して、中退という言葉かもしれません。
休学→中退というコンボは、あなたが考えている以上に簡単に繋がっているんです。
実際に、休学→中退のコンボを決めた実体験はコチラの記事に載せてあります。興味があったら読んでみて下さい。
⇒【大学の留年は何年まで可能なのか?経験談も含めて赤裸々に語ってみる】へ
学費が払えない場合は、とにかく大学に相談するのが第一

最初の結論で伝えましたが、大学側が独自に行っている奨学金や特別な学生への手厚い保護制度などがあります。
私が籍を置いていた大学では無利子で30万の貸与がありました。
30万だけだと、私立大学では前期の2/3の金額にしかなりません。
でも、残り15万円程度なら工面できるはず。また貸与以外でも大学は様々な提案をしてくれます。
例えば、学費の分納が良い例。
学費を一括で納めるのが難しいという理由を届け出ると、大学側の審査後に分割して学費を払ってね、という用紙が届きます。
その用紙に記載されている期日までにお金を振り込んでいけば、大学には問題なく通い続けることが可能。
学費が払えない=休学と考えがちですが、色々と大学は救済してくれるんです。
では、奨学金貸与・分納&延納のどっちが良いのか
どっちが良いという話では、両方がベストという選択になります。
奨学金の貸与は審査通過後から2ヶ月後に支給が開始されるんですね。
だから、4月に審査通過だと6月に振込。
これでは、全額払う場合はギリギリか間に合っていない状況。
そこで、大学側に相談して得られる解答が分納&延納。
【世帯の年間の総所得金額が334万円以下】ならこれらの審査に通ります。
詳しい話は、文科省のページで解説してあります。⇒授業料免除選考基準の運用についてへ
分納か延納にもOKが出た場合は、分納なら2〜6回で支払い完了。
延納は2ヶ月〜6ヶ月前後の猶予を得ることに。これなら、払える人も多いはずです。
教育ローンはダメなのか?
私個人の意見ですが、オススメはしません。
最短5日営業で、そして最大350万円ほど借り入れられますが、在学中から返済が開始されます。
ローンというよりは、奨学金よりキツイ借金なのが現実。
せっかく大学に通えたとしても、そこからローン返済のバイト地獄が待っていたりもします。
事実、この話を聞いてみましたが学生課の職員の方は曇った顔で「オススメしないですねぇ」と言ってたのを思い出します。
その上で学費を工面するなら時給の高いアルバイトを探すべし
単価としては時給1,000円が最低ライン。
それらの業種は週末&祝日に出ることが決まっているようなアルバイトです。
店頭や携帯ショップの店員、パチンコ店に併設されているカフェスタッフ。
ホテルの夜勤、というように様々な分野で時給の高い仕事があります。
平日は大学で講義を受け、金曜の夜〜日曜の夜まではアルバイトで稼いでいく。
これでも学費と共に多少の生活費分は工面可能。金額は月12万前後になるでしょうね。
長期休暇中であれば平日にもバイトを入れると、月に最大40万円前後を稼ぎ出すことだってできます。
だから、まだ休学するのは早いと最初で伝えました。
時給が高めなバイトを探すならジョブセンスで探してみて下さい。
アルバイトに受かったら祝い金も貰えるので、少しでも学費などの足しにしましょう。
⇒【ジョブセンス】へ
こうして長々とまとめてきましたが、それでも休学しなきゃいけない人は休学までの手続きを読むと参考になります。
1から復学までの流れがあるので分かりやすいですよ。実体験だし。
⇒【大学の休学手続きについて!復学までの流れを1から丁寧に解説】へ
意外と簡単に休学は出来てしまうので、気を付けてくださいね、ホント。
上の方で例に出した休学→中退のコンボって簡単に決まっちゃいますから。